2015年11月8日(日)、立冬の朝はあいにくの時雨模様で明けた。それでも満を持してこの日を待っていた参加者は、第1レースの始まる午前10時には、用意されたフジビュースタンド貴賓室の豪華な椅子の3分の1ほどを埋めており、今や遅しと出走のファンファーレを待っていた。やがて、定刻の11時半には全員がそろい、会員と家族さらに同伴者を含む41名が和気あいあいのうちに、ホテルオークラの松花堂に舌鼓を打った。
　午後になると、やや沈滞した空気を打ち破って、おいしいケーキと飲み物が供され、気分一新、さらなる挑戦にファイトを掻き立てられる。
　当日のメインレース、アルゼンチン共和国杯のころになっても雨は降り止まず、波乱を思わせる重馬場でのスタートとなったが、終わってみればさしたるハプニングもなく勝ち組、負け組悲喜こもごもの声が乱れ飛ぶのみであった。
（松尾守記）

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