2017年11月26日(日)、ホテルニューオータニ幕張にて日本一の規模を誇る千葉県稲門祭が開催されました。参加者は565名、テーマは「日米関係の新潮流」～校友・地域・大学と共に世界へ～です。

　第１部は、早稲田大学社会科学総合学術院・社会科学部 教授の中林 美恵子氏の講演です。テーマは『アメリカ政治の動向: トランプ大統領と米議会』。
　2017.1月にアメリカ大統領に就任したドナルド・トランプ大統領は、アメリカ第一を掲げています。元アメリカ連邦議会上院予算委員会補佐官（国家公務員）を務められた中林教授は、彼を既存の秩序への挑戦者として位置づけ、ISや金正恩、プーチン、習近平との比較を論じつつ、米国マスコミの劣化についても言及されました。また、中林教授とバノン氏との個別面談を披露いただき、トランプ大統領の人となりや議会との関係についての知見を得ることができました。不支持率が高いトランプ大統領ですが、共和党の8割が支持とのことで今後の注目点について示唆をいただいた講演でした。

　第２部は総長懇談会です。
　Waseda Vision 150の数値目標について、2012年比で2016年実績を紹介され、順調な進捗を実感できました。入学者多様性の確保施策や早稲田の教育手法を紹介された後、Waseda Ocean 構想 の成果として QS Graduate Employability Rankings では、2年連続日本1位 世界26位など大学の位置づけにも言及されました。地方の活性化に貢献する人材の育成や地方インターンシップの意義についてのご説明後、地域連携事例では、北九州キャンパス、福島県広野町、奈良県橿原市の他、千葉県鴨川市のボランティア活動が紹介されました。マルチステージ・マルチパーパスに応える社会人教育のお話に人生は永遠に学び続けることが大切だと思った次第です。

　特設コーナーでは、千葉県下の11稲門会の活動紹介に加えて、ボランティア部会、千葉県支部「若手の会」「なでしこ早稲田in千葉」の活動紹介がありました。

　第３部は懇親会です。
　鎌田総長他の来賓に加えて、講演者の中林美恵子教授も参加されて盛大に開催されました。
(千葉県支部事務局 記)

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