谷沢実行委員長の稲門祭へのメッセージ

「2009年稲門祭」の実行委員長・谷沢健一氏へのインタビュー記事を、今後3回に分けて掲載しますので、興味と期待をもってアクセスをお願いいたします。

第1回 実行委員長を引受けた経緯
〜年次稲門会運営参加の意義〜

(聞き手 広報サービス本部 渡邊幸生・清水克郎)

聞き手
−谷沢さんが稲門祭の実行委員長を引受けた経緯と抱負をお聞かせください−
谷沢実行委員長

4年前の稲門祭でも実行委員を務めた関係で白羽の矢が立ったのでしょう。そのときは大隈講堂で講演をしました。確か岡田武史氏、瀬古利彦氏、荻原健司氏、堀越正巳氏、村主章枝さんが一緒でした。スポーツ科学部が創設され客員教授を務めて以来、125周年の募金委員及び代議員など、母校から様々な役職を頂いております。募金委員は5年ほど務めました。奥島前総長や白井総長及び校友課の皆様とご一緒する機会を得て、全国校友の皆様と懇親を深めることができて、本当に光栄なことであると感謝しております。本職は野球評論家ですが、自由な時間が取れると思われているのかも知れません。

10月18日はホームカミングデーの式典から始まり、午後からはそのまま「稲門祭」の大舞台になります。校友をはじめご家族のみなさまに満足してもらえるような演出を多数揃えています。

特に今年注力したスポーツ企画では、“すべてのスポーツをメジャーに”をテーマに、栄光の早稲田スポーツを支えた体育各部の伝説のスター選手たちによる校友パレードと握手会、更には川淵三郎Jリーグ名誉会長と岡田武史日本代表監督とのスポーツトークショーなど、この機会を除いて経験できないようなイベントを開催いたします。

稲門祭は、校友の皆様に発展を続ける早稲田を肌で感じていただくとともに、若き日を回顧し、そして楽しんでいただく、早稲田大学校友会の最大のイベントであります。昨今は厳しい経済不況のなかにありますが、その暗い世相を「稲門祭」で吹っ飛ばすという意気込みでやりたいと考えています。

聞き手
−今年から年次稲門会が稲門祭の運営に参加することになりましたが、そのご感想は−
谷沢実行委員長

年次稲門会の推薦を受けて実行委員長を承諾しましたが、活動の歴史が浅い年次稲門会ですから、果たして幹事の皆さんが理解を示してくれるかどうか当初不安でした。校友課から幹事会に稲門祭の運営体制・日程の概要説明を受けましたが、見切り発車で幹事の方々に稲門祭の運営委員についていただいた訳です。これまで1都3県の地域稲門会やサークル等有志稲門会が運営主体となって開催されてきましたが、今年から「S45年卒次稲門会」と「S55年卒次稲門会」が加わったことで、来年に向けた125周年校友会の記念すべき「稲門祭」の新たな出発点の礎となることでしょう。年次稲門会は輪番制で次々と回って行くことになり、歴史を築かれた皆様には教えを請い、共同共有して推進しなければなりません。本年から校友がつくる校友のための「稲門祭」は、創造的な新境地を開く始まりと言えます。

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