秋の気配が次第に濃くなってきた2015年9月21日（月・祝）、早稲田大学校友による診断士の会である「中小企業診断士稲門会」は、秋の懇親イベントを実施し、9名が参加しました。
　今回の企画は5回目となる「酒蔵探訪」です。キリンディスティラリー富士御殿場蒸留所に到着した一行は、ウイスキーの製法、富士山麓・御殿場の気候、本蒸留所の特徴などにつき、解説を伺いました。本蒸留所は、モルトウイスキー（麦芽を原料とする）とグレーンウイスキー（主にトウモロコシを原料とする）の両方を製造する世界でもあまり例を見ない蒸留所です。富士山の豊かな水と御殿場の冷涼な気候は、ウイスキー造りにとって理想的な環境なのだそうです。本イベントの3日前に開設されたばかりの新しい見学コースは、フルーツ、メープルシロップ、花、木などといった、ウイスキーに含まれるさまざまな香りの成分を実際に嗅ぐことができる「体験型」のコースです。どの香りの成分が強く出るかは、ウイスキーの銘柄によって異なるとのこと。ウイスキーの複雑で芳醇な香りの楽しみ方を、自分の鼻で実際に体験しながら学ぶことができます。解説員の方の説明も分かりやすかったですが、コースの作り方や映像なども工夫されており、「天使のわけまえ」などといった専門用語が小さなお子さまでも難なく理解できるようになっていました。
　ウイスキーへの理解を深めた後は、本蒸留所で造られたウイスキーの試飲会。おいしいハイボールの作り方に関するレクチャーを聞きながら、会員一同、舌鼓を打って味わいました。御殿場にはウイスキーだけでなく、「御殿場高原ビール」という地ビールもあります。富士の名水をビールの本場ドイツの製法で仕込んだ地ビールです。一行は、御殿場高原ビール株式会社が運営する「バイキングレストラン麦畑」に移動。1時間ほどの移動時間でしたが、ウイスキーのおかげか会話も弾み、会員同士の親睦を深めることができました。本レストランに到着した一行はさらに会員同士の親睦を深めるべく、懇親会を開催いたしました。本レストランでは5種類の地ビールを飲み放題で楽しむことができます。飲みきれないほどの地ビールを楽しみつつ、本イベントは無事終了いたしました。
（大場遼記）

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