川崎稲門会 ワセダサロン5月例会 | 早稲田大学 校友会
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川崎稲門会 ワセダサロン5月例会

2018年5月28日

 2018年5月21日、武蔵小杉ユニオンビルで開催。石野会長(1967年文学)の乾杯、綱川幹事長(1973年社学)の司会進行で始まり、保科卓爾氏(1964年法学)からは相模原稲門会、板橋洋一氏(1977年政経)からは伊勢原稲門会の出席報告があった。また、山田隆氏(1975年理工)が、「稲門祭」のPRと記念品展示で購入依頼を行った。児玉總一郎氏(1971年教育)からは、昨日行われた歴史散策の実施報告があった。
 早大教授の横山将義氏(1989年商学)より、本日のテーマ「早稲田の通信講義録と校外生たち」を話される、大学史資料センター講師の廣木尚氏が紹介された。廣木講師は配布資料を使い、「通信講義録」による教育が1886~1956年まで行われ、累計200万人ほどが購読、その中から総長や教授も生まれたこと。1905年当時では小学校の進学率が95%を超えたが、上級学校への進学は10%に至らず、これを補うとともに講義録事業は早稲田の教育理念を学外へと行き渡らせ、全国区への知名度を獲得するのに大いに貢献したこと。しかし、修了には1年半から2年かかり、継続率は10%程度だったこと。大学教育だけでなく、中等教育や高等女学科にも広がってソウルや台北など外地からも利用されたことなどをお話しされた。なお、確認されている受講者の中には田中角栄、佐々木更三、松本清張など、後に著名人となった人の名も見える。戦後は、通信教育や勤労学生のための夜間学部など制度の充実や多様化が進み、1956年に廃止された等のお話を伺った。最後に、講義録だけを頼りに独学に励んだ校外生も「仰ぐは同じき理想の光」の思いで、在野精神を発揮されたと締めくくられた。参加者から、「米国のように大学の講義をeラーニング化し、ネット配信して無償化する動きが、日本ではあまり進まないのはなぜか」などの質疑があった。
 そして島岡栄基相談役(1965年理工)から6月に総長選挙があり11月に新総長が誕生するが、今年から外部の意向がいっそう加味される、との報告があった。
 最後に、板橋洋一氏リードによる恒例の校歌斉唱で散会となった。
(山田隆 記)

●参加者:池田明彦、石野厚、板橋洋一、稲葉茂、井上勝利、江原哲、大部哲也、越智威雄、織戸四郎、亀山友紀、小泉保彦、児玉總一郎、斉藤剛、島岡栄基、清水秀紀、多奈部純一、綱川健一、土肥恭一、永島偉行、能智和美、細見直希、保科卓爾、森脇敏和、柳沢雅広、山田隆、横山将義

●お問い合わせ先:waseda@tsunakawa.jp
●ウェブサイト:http://www.quon.asia/sns/?m=sns&a=page_c_home&target_c_commu_id=249

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