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川崎稲門会:ワセダサロン5月例会を開催

2025年5月21日

川崎稲門会
ワセダサロン5月例会を開催

ワセダサロン5月例会を雨の2025年5月17日(土)12:00から武蔵小杉「ユニオンビル」で開催した。講師を含め29人が集い、井上会長(1969年法研)のあいさつ・乾杯と板橋幹事長(1977年政経)の司会進行で始まった。各担当幹事が稲門会の周知文書ネット活用の進捗状況など、稲門祭記念品の販売状況、5月25日実施予定の「歴史散策」について、それぞれ報告した。また、新会員の今井拓哉(2018年政経)氏のあいさつがあった。

本日の講演は、当会幹事の能智和美(1982年文学)氏推薦の慶應義塾大学教授、段瑞聰(だん ずいそう)氏。段教授は内モンゴル出身、内蒙古大学外国語学部卒後、慶應義塾大学大学院法学研究科修士・博士(2004年法学)、専門は中国近現代政治史、日中関係史などである。本日のテーマは「日中関係の現状と課題」。氏は自己紹介に加えて「早稲田は慶應と並び中国人の間では圧倒的に人気があり、早稲田への外国人留学生8,000人のうち約半数は中国人である。今日この場に立てるのはとても嬉しい」と述べた。

テーマに沿い、現下の国際情勢、日中関係の現状(双方の相手国への好感度の低下、中国からは87%・日本からは89%の人が相手国を好んでいないなど)、日中戦争、第2次世界大戦、太平洋戦争終結80周年、歴史認識(靖国など)、領土(尖閣など)、台湾問題などなど。複雑多岐に渡る内容を分かりやすく丁寧な語り口で話された。

中でも印象に残ったのは、蒋介石が統治していた中華民国で、1949年10月に中国共産党が成立し、12月に蒋介石が台湾に出国して中国が分裂していく歴史的経緯の説明だ。1945年8月終戦の際、蒋介石が述べた「怨に報いるには徳をもってせよ」と報復は考えるな、日本割譲への反対、賠償金要求の放棄、天皇制維持の理念が日本人に根付く「蒋介石恩義論」である。とりわけ蒋介石を祭る愛知県幸田町の「中正(ちゅうせい)神社」や、その他日本各地にあるさまざまな蒋介石記念碑存在の意味がよく理解できた。幹事長のリードで慶應義塾応援歌『若き血』と早稲田大学校歌を斉唱し、講師にエールを贈って散会。
(文責者:井上勝利)

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