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川崎稲門会:ワセダサロン2月例会を開催

2025年2月20日

川崎稲門会
ワセダサロン2月例会を開催

暖かな冬晴れの2025年2月15日(土)、12:00からワセダサロン2月例会を武蔵小杉の「ユニオンビル」で開催した。30人が集い、板橋幹事長(1977年政経)の司会進行、井上会長(1969年法研)の乾杯で始まった。事務局からは先月末に幹事会を開催し、昨年の行事等の総括や今年の計画を討議した。校友大会は総合的な見地から昨年と同じこの会場で稲門祭前日の10月18日(土)開催に決定と報告した。さらに県下稲門会の会報回覧と昨年11月2日開催、相模原・大和両稲門会主管の神奈川県大会のDVDを視聴した。

本日の講演は、当会の梶常任幹事推薦の西垣幸児氏(NHKラジオセンターニュースデスク、1984年政経)の「軍事クーデターから4年~ミャンマーの人道危機と日本の関わり〜」である。ミャンマーは1962年にイギリスから独立したが、2回のクーデターを経て民主化が進んだ。3度にわたる長期の自宅軟禁を経たスーチー氏率いる政権が誕生したが、2021年に軍事クーデターにより軍政となった結果、非武装の市民の5,000人以上が殺害され、300万人以上が国内難民となった。よって、不服従運動に三本指を立てて参加する人や武器を取って戦う市民が増えた。国軍が全土の40%程度を掌握するものの、反クーデター側も勢力を伸ばし、国内の混乱は続いている。さらに昔からの土着民族ではないイスラム教徒のロヒンギャは、バングラデシュ国境や南部のラカン州に追い詰められ、迫害に近い状況である。

これに対して欧米や国連が経済制裁を加え、日本も新規のODAを見送り、中国も「内政干渉」として静観している。さらに人道支援の窓口が軍政であるため、支援が末端の国民に渡らない実態がある。質疑応答では、国軍の後ろ盾は中国であるが、内政干渉として静観する一方、辺境の少数民族も中国から武器を得て抵抗している矛盾や、中国が進める「一帯一路」のミャンマー・ルートは、国軍がその影響を恐れて進展がないと語られた。時間となり、幹事長のリードで校歌を斉唱し、講師にエール贈って散会した。

《参加メンバー・敬称略》秋間勇人、浅田邦之、石橋明久、石渡勝朗、板橋洋一、井上勝利、植草岳浩、越智威雄、織戸四郎、梶八重子、小泉保彦、児玉總一郎、清水秀紀、曽禰純一郎、竹達聡、田中恭一、多奈部純一、綱川健一、土肥恭一、戸辺憲、永井聡、永島偉行、濱志津子、保科卓爾、松下正夫、見田元、宮崎恒充、森脇敏和、山田隆、山本哲也、講師:西垣幸児氏
(文責者:山田 隆)

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