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川崎稲門会:ワセダサロン9月例会(第588回)

2025年10月13日

川崎稲門会
ワセダサロン9月例会(第588回)を開催しました

ワセダサロン9月例会を、多少暑さがやわらいだ2025年9月13日(土)12時から武蔵小杉の「ユニオンビル」で開催した。23人が集い、板橋幹事長(1977年政経)の司会進行、井上会長(1969年法務研)の乾杯で始まった。会長は早稲田同期入学で元サッカー選手・指導者などで知られる釜本邦茂氏、同世代の歌手・橋幸夫氏が亡くなり、自分の足元にも死が近づいて来たが、残り時間を十分に楽しみたいと述べ、幹事長からは横浜稲門会の星田副会長の訃報の報告もあった。久々に参加した人があいさつした。

本日の講演は、慶應義塾や中部大学で教鞭をとられた名誉教授・工学博士の小野桂之介先生である。先生は退職後、芸妓(げいぎ)や幇間(ほうかん=太鼓持ち)を伴う古来のお座敷遊びが起源の都々逸(どどいつ)を日本の文化として残しておきたいとの思いから、『都々逸っていいなあ』(角川書店)を上梓、図書館に置いてくれたこととあいまって4刷となったと報告された。俳句はテレビ番組でも扱われて今や100万人の同好者がいると言われるが、一方で都々逸の愛好者は全国で500人程度と思われ、今や絶滅危惧種である。都々逸の伝道師を自任する小野先生の下にはさまざまに講演依頼があり、川崎市では当会の板橋幹事長の後押しもあり、「カルッツかわさき」で参加者とともに都々逸を演じたそうである。

都々逸は七・七・七・五を基本形式とし、気取らずに庶民の生活をやさしい話し言葉で本音を語り(描く)、川柳とも通ずるところがある。さすがに元大学教授らしく江戸後期から始まり、「色恋・艶もの」として全国に普及した古典都々逸と昭和初期から「生活民謡」としての現代都々逸までの系譜を体系的にプレゼンされた。現代都々逸を「恋愛もの」、「滑稽もの」、「含蓄もの」、「生活一般」に分け、自ら三味線を奏でながら解説して披露する都々逸は見事で、会場全体が聞きほれた。最近娘さんが一首ずつTikTokで発信しているそうである。最後に慶應の『若き血』でエールを送るとともに、校歌を斉唱して散会した。
(文責者:山田 隆)

(出席者・掲載了承済み)池田明彦、石橋明久、板橋洋一、井上勝利、越智威雄、黒沢重雄、児玉總一郎、斉藤剛、清水秀紀、曽禰純一郎、多奈部純一、綱川健一、土肥恭一、戸辺憲、永島偉行、平沢和久、保科卓爾、松下正夫、見田元、宮崎恒充、山田隆、山本哲也、講師:小野桂之介氏

※出席者のお名前は、個人情報保護の観点から記載しません(本文中に登場する会長や幹事長、文責者などは除きます)。ただし、強い要望があり、参加者名簿に記載の全員から了承をもらっていることが確認できた場合は、「出席者・掲載了承済み」と注意書きを入れた上で掲載いたします。

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