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川崎稲門会:第31回歴史散策を開催

2025年11月24日

川崎稲門会
第31回歴史散策を開催

2025年11月15(土)、少し肌寒いが好天の14時に京急の八丁畷(はっちょうなわて)駅前に参加者13人が集合した。いつものように事前に調べた資料を配布し出発した。駅前の東海道貨物支線跡の赤煉瓦橋台、芭蕉の句碑を見学した後に南武支線の浜川崎駅に向かう。支線のために本数が少なく、時間調整に苦労する。浜川崎駅から旧日本鋼管の正門跡を見て、市電「日本鋼管前」停留所跡から1960年頃まで走っていた「市電通り」を眺め、往時を偲んだ。

かつての京浜事業所の正門近くに新しいビルが建設され、研究開発の拠点に変わりつつある。浜川崎駅に戻り、今度は隣接する鶴見線の浜川崎駅から浅野駅(京浜工業地帯の生みの親である浅野総一郎氏に因んで命名)で下車、消滅した「川崎運河」の遺構を眺めた。浅野駅に戻り国道駅で下車、いまだに残る太平洋戦争時の米軍艦載機の機銃掃射の弾痕跡を見て高架下の商店街跡を通り鶴見川河岸へ向かう。「臨港鶴見川橋」を眺め、「総持寺駅跡」、「本山駅跡」を通って鶴見駅へ向かうが、完全に独立した高架上の鶴見線ホームに延伸計画のあったことが理解できる。大正末期から鉄道が京浜工業地帯の発展へいかに貢献してきたかが伺われる散策だった。
帰りは川崎駅に出ていつもながらの、散策後のお楽しみの会食。話も弾んで有意義な一日だった。
(文責者:児玉總一郎)

(出席者・掲載了承済み)池田明彦、大江宏器、児玉總一郎、杉山博、多奈部純一、戸辺憲、永島偉行、能智和美、濱志津子、森脇敏和、柳沢雅広、山田仁、山田隆

※出席者のお名前は、個人情報保護の観点から記載しません(本文中に登場する会長や幹事長、文責者などは除きます)。ただし、強い要望があり、参加者名簿に記載の全員から了承をもらっていることが確認できた場合は、「出席者・掲載了承済み」と注意書きを入れた上で掲載いたします。

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