藪野先生とゆく ぶらり早稲田キャンパス植物ツアー | 早稲田大学 校友会
HOME / 知る / 藪野先生とゆく ぶらり早稲田キャンパス植物ツアー

藪野先生とゆく ぶらり早稲田キャンパス植物ツアー

学生時代から50年にわたって早稲田を描き続け、早稲田を知り尽くす藪野健先生と一緒に、植物に注目しながら早稲田キャンパスを巡ります。
キャンパスの建設計画から植栽の管理までを担当するキャンパス企画部の高橋一城さんにも同行いただき、キャンパスの歴史とともに変わる植物の話もお聞きしました。

撮影=小泉賢一郎(2000年政経)、尾崎大輔(2006年社学)
イラスト=藪野健「 昭和6年初夏のキャンパス」
(2021年2月号『早稲田学報』「記憶の中の早稲田」より)/マップは描き下ろし
※2023年10月中旬に撮影を行いました。一部写真については撮影時期が異なります。

藪野 健

やぶの・けん/画家。早稲田大学芸術功労者、栄誉フェロー、名誉教授。府中市美術館館長、日本藝術院会員、一般社団法人二紀会理事。1943年名古屋市生まれ。69年早稲田大学大学院文学研究科美術史修士課程修了、70~71年マドリード・サン・フェルナンド美術学校プロフェソラードで学ぶ。安井賞展佳作賞、二紀展文部大臣賞、日本藝術院賞などを受賞。著書に『絵画の着想 描くとはなにか』(中央公論新社)『早稲田風景 紺碧の空の下に』(中央公論新社)などがある。また、徳仁親王『テムズとともに 英国の二年間』(紀伊國屋書店)の挿画を担当した。

高橋一城

たかはし・かずしろ/早稲田大学キャンパス企画部企画・建設課長。2008年に入職。
12年、3号館新築工事の際、工事用フェンスに藪野先生の絵画を貼付。以降、藪野絵画作成の参考となる図面の調査・研究などを行っている。

① 旧大隈邸門衛所(23-4号館)

大隈講堂の脇にある木造の小屋。明治35(1902)年に建てられたという、木造時代の早稲田の面影を伝える歴史的な建物。植物探索の前にこちらも必見。

② 南門の近く

大隈講堂から馬場下町交差点方向に南門通りを歩くと、春には右手にサクラを見ることができる。「南門近くには昭和の初めまで道の真ん中にマツが立ってたんですよ(イラスト参照)」(藪野)

③ 2号館横

南門から少し戻り通用門を通ると、2号館の横にはキンモクセイが香る。「早稲田は四季がそれぞれ美しいと初めて来た時も思いました。例えば大隈講堂横のイチョウは秋に黄金色に輝く時があるけど、1週間くらいしか見られないから貴重なんです」(藪野)

④ 1号館前

正門からすぐ、大きなイチョウ並木がある1号館前。「昭和の初め、この建物ができた時に移植されたものだと思う。それから変わってないから背が高い」(藪野)「3号館、8号館の周りのイチョウは、建て替え工事の際に一度移植しているので、比べるとまだ少し小さいです」(高橋)

⑤ 會津八一記念博物館(2号館)前

「會津八一記念博物館」の前の街灯にも注目ポイントが。「花といえばここも見てみてください。大隈家の家紋が裏梅剣花菱(うらうめけんはなびし)なので、こういう花の意匠が実はいろんなところにあるんですよ」(藪野)

⑥ 8号館前

8号館前をはじめ、早稲田キャンパスには多くのヒマラヤスギがある。「ヒマラヤスギは早稲田キャンパスの植物を語る上で欠かせない。大きいですね」(藪野)

⑦ 7号館前

大隈重信全身像の右手後ろ、7号館前にある「大正天皇御手植え月桂樹」。大正天皇が皇太子時代の1912(明治45)年にお手植えになったもの。「なぜゲッケイジュかというと、卒業生が将来社会で貢献し、月桂冠を頭に頂く人になるように、という思いからだそうです。現存しているのも素晴らしい」(藪野)

⑧ 9号館前

現在の9号館は取り壊され、新9号館「E棟(仮称)」の建設計画が進行中。新しい樹木を増やし、緑あふれる空間を広げる想定だ。

⑨ 11号館横

西門へと続く11号館と14号館の間の階段脇にも樹木や草花が植えられている。「11号館と14号館の間は、昔は12号館と13号館の間で公道だったんだ。左右にサクラ並木があって、詩にうたわれたほどだった。当時、この辺りは理工学部ゾーンでした」(藪野)

⑩ 国際文学館(4号館)前

豊かな植栽が見られる国際文学館前。「かつては、演劇博物館のこの場所にあったサクラが、春の名所だった」(藪野)

⑪ 坪内博士記念演劇博物館(5号館)横

階段を下りた場所にも植物が豊かな場所がある。「実は国際文学館を作る時に、あまり人が来なかったこの場所も休憩できるように整備したんです。植栽も考えて、中央のサトザクラをシンボルツリーにしました」(高橋)

⑫ 3号館と7号館の間

晩秋にはイチョウが色づく。「昭和初期は校舎が土地の形に沿って建っていたから、今みたいなイチョウ並木がなかったんだよね。木もマツが多かった」(藪野)

⑬ 1号館横

かつて大きなマツがあったという場所。「ここに高木神社という神社があったそうです」(高橋)。現在は昭和初期に作られた、ハトのための家が残る。

⑭ 大隈庭園

さまざまな植物で色彩にあふれる庭園。「かつては大隈重信の邸宅があったけれど、1901(明治34)年に火災で焼け、保岡勝也により再建された建物もまた、1945(昭和20)年5月25日の空襲で失われてしまいました。でも、大隈会館の脇には大隈重信手植えのクスノキがあるから、ぜひ見てほしい」(藪野)

「こうやってじっくり見ていくのも発見があって楽しいね」と藪野先生。植物に注目してキャンパスを歩くと、いつもと違った視点や、新しい発見に出合えます。移り変わるキャンパスと植物を見に、再び足を運んでみてはいかがでしょうか。

毎号特集テーマを変えて、早稲田の今や社会で活躍する校友の姿を伝える、コミュニケーション誌『早稲田学報』。

校友会員の方は定価1,000円×6(隔月刊)=6,000円のところ、校友会費5,000円でご購読いただけます。
校友会員以外の方もご購読いただけます。また、1冊のみのご購入も可能です。

『早稲田学報』購読方法はこちら

ページのTOPへ戻る
卒業生66万人、在学生5万人向けオンラインサービス 卒業生と連携した海外赴任・留学前コンサルテーションを開始
オープンカレッジ
早稲田川柳
早稲田大学演奏旅行

見て楽しむ校友会
動画ライブラリー

校友会に関するさまざまな映像が見られます

よく使われるページ

  • 住所などの変更手続き
  • 各種証明書の発行
  • 早稲田カード
  • MyWasedaを使う
  • 校友会費ご納入方法

ツイッター上での話題