早稲田大学の校友の皆様、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別なるご厚誼を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、一昨年から世界的に流行しております新型コロナウイルスですが、日本国内ではワクチン接種の進行などもあり、昨秋以降は新規感染者数も減少し収束の兆しも見えてきたように感じておりました。しかし、年明けから新たな変異株の拡大もあり、感染状況は刻一刻と変化しておりますので油断は禁物であります。校友の皆様におかれましても、どうか引き続きの感染対策と体調管理にお努めください。

こうした中、早稲田大学では、未来ある学生が経済的事情により学業を断念することが無いよう、本当に沢山の校友の皆様から「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急支援金」および「1万円募金キャンペーン」に力強い継続的なご支援をいただきました。後輩学生を想う校友の皆様の優しいお気持ちに心から感謝いたしております。あらためまして、誠にありがとうございました！早稲田大学校友会といたしましても、この緊急支援金をはじめとした各種奨学金等により、これまでも、そしてこれからも、継続的に多くの学生を支援し続けたいと思っておりますので、引き続きの温かいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

また、昨年は「ホームカミングデー」と「稲門祭」について、創立以来初となるオンライン開催という形で、無事に実施することができました。実施にあたりましては、多くの校友の皆様からも温かいご理解と励ましの声、そして大きなご協力をお寄せいただきました。心から御礼と感謝を申し上げます。なお、「ホームカミングデー」と「稲門祭」については、今年こそは感染が収束し、対面でお越しいただけるようになることを願っております。校友の皆様におかれましては、その際には存分に旧交を温めていただくことを楽しみにしていただけますと幸いです。

さらに、コロナ禍で厳しい制約がある中においても、昨夏の東京オリンピック・パラリンピックでは、早稲田大学の在学生ならびに校友の活躍が大変素晴らしく、懸命に頑張っている母校の選手たちの姿から、沢山の勇気と希望をもらうことができました。昨年末の全国大学ラグビーフットボール選手権大会および年明けの箱根駅伝の結果は残念ではありましたが、選手たちは大いに頑張ってくれたと思います。やはり、早稲田スポーツの応援は最高の感動であるとあらためて強く感じた次第です。今後も引き続き、感動のドラマを生んでもらうべく、早稲田の在学生・校友の選手たちを精一杯応援してまいりたいと思っております。

先行き不透明な厳しい状況が世界中で長引いておりますが、このような時代だからこそ、我々早稲田大学の校友は、これまで培ってきた「たくましい知性」と「しなやかな感性」を存分に発揮して世の中に貢献するとともに、オール早稲田の一員として、今こそ一丸となって「世界で輝くWASEDA」を実現すべく母校を応援していこうではありませんか！

早稲田６６万校友の力が結集されれば、より一層強力な母校・後輩への支援となります。今後とも校友会活動を明るく楽しく充実させながら、母校早稲田が世界で輝けるためのご支援ご協力を賜れれば幸甚に存じます。

最後になりますが、校友の皆様にとって、そして我らが母校早稲田大学および校友会にとって、本年が明るく笑顔の溢れた一年になることを願っております。どうか本年も引き続き皆様方のお力添えを賜りたく、ご指導、ご鞭撻を心からお願い申し上げます。

以上

２０２２年１月吉日
早稲田大学理事・校友会代表幹事
萬代　　晃